シンガポール現地採用中年サラリーマンの思ったこと

シンガポール現地採用中年サラリーマンが思ったこと

シンガポールの選挙と日本の選挙の違い

シンガポールに来て、どうやら2回目の選挙を経験しているらしい。(2020年7月)

選挙権もないので、特に身近に感じませんが、それなりに長い時間シンガポールにいるので、何となく面白い違いや似ているところが見えてきたので、ご紹介。

1.選挙カー

 住んでいるコンドが大きい道に面しているからなのか、選挙カーからマイクを使って政策をアピールする声がよく聞こえてきます。たまに歌になっているときもあります。

なお1台だけ見たのですが、日本のように、お立ち台があるような車はまだ見たことないです。なお日本だと選挙前日だと「最後のお願いに参りました」とか、まあお祭り騒ぎですが、シンガポールだとCooling-off dayと言って、そういう騒がしさはありません。最後に盛り上がるのか、今までの盛り上がりから冷静にどこに投票するかを考えるのかの違いだと思います。

2.選挙ポスター

 日本の選挙ポスターは、選挙管理委員会の用意したボードにそれぞれが貼っていく感じですが、こちらの場合は各党が独自に貼っているようです。場所が決まっているかどうかは不明・・・。近所のバス停に与党のポスターが貼ってありました。野党のポスターは見たことがないです。ポスターを破くと罰せられます。

3.選挙区 https://www.eld.gov.sg/elections_map_electoral.html
 シンガポールはGRCとSMCという2つの選挙区があります。GRCは政党が複数の議席を奪い合う日本の比例選挙区みたいなものです。マイノリティーの人種を最低1名Mixさせないといけないというルールがあります。

4.選挙権

 日本だと18歳以上になったと思いますが、シンガポールは21歳以上ですね。投票しないと選挙権がなくなる(名簿から外れる)ようなので、投票率が高いそうです。名簿を回復するには、WEBサイトから申請が必要のようです。

5.投票日

 日本だと日曜日で、行けない人は期日前投票があるかと思います。シンガポールは平日を選挙のために休日にします。海外に住んでいる人もオンラインで投票できるようです。日本の海外にいる人も、日本の選挙で投票できますが、私は投票したことがないです。今回は7月10日の金曜日が投票日です。

 

おまけ。英語の話。

投票日は、Polling Dayと呼ばれています。辞書を引くとPolling Dayはイギリス英語で、Election Dayはアメリカ英語。投票日と日本語からくるとVoting dayとも言えそうですが、Vote on Polling DayとかVote on Election Dayのような使いかたみたいです。Election, Pollingが広い意味の選挙で、Voteその日に行われる行為としての投票。調べてみると日本だと、選挙日というものはなくて、選挙期日=投票日ということなんですね。選挙期日ってあまり言わない、だから投票日がすぐに頭に浮かんできてVoting Dayとか間違った英語に結びついたのかも。

少し勉強になりました。