シンガポール現地採用中年サラリーマンの思ったこと

シンガポール現地採用中年サラリーマンが思ったこと

2022年度版 中年サラリーマン家庭持ちは、結局いくらあればシンガポールで生活できるのか?

最近の円安のおかげで1ドル100円計算というのが実情にあってしまっていました。(昔8年前などでは80円ちょっとだったので、当時から100かけていろいろ考えていました)

さて、ぶっちゃけて言うといくら必要なのでしょうか?

以下2つの前提

・コンドミニアムに住む(駐在のように)

・子供は二人、上の子は高校生(インターか早稲田渋谷)、下の子は日本人会中学校か小学校。

とした場合、月120万円です。

 

詳細を説明していきます。費用が高い順に以下の表のようになります。

1.家賃はますます高騰中。3千ドル前後で安いコンドミニアムに住めたのが遠い日のよう。

2.高校はインターでだいたい年間300万円です。月当たりにした金額なので、本当はもう少しまとめて払うタイミングがあります。

3.逆算ですが、なのでそれなりにもらわないといけないので、それなりに払う必要があります。2千ドル以上になるかも。

4.日本人小中学校は、だいたい月1,000ドルくらい、でバス通学です。バス代200ドルくらいだったかな?と思って入れています(うちの場合は最後自分で公共交通機関使わせていました)なおローカルに入れようかなと思っても外国人は1,000ドルくらいです。国民ほぼ0、永住権だと300ドル弱、外国人1,000ドル。そんな設定になっています。

飛びますが10の日本人会費は、日本人中学校・小学校だとかかります。これは入会金は除いています。

5.食費、日用品はカードの清算が月このくらいなので、この程度入れています。(お昼代とか、外食代月2-3回、1回100ドル前後、飲み会代も含めています。飲み会は月1回くらいで50ドルくらいとみています)

6,8は大体どこの家庭も、そのくらいかなーと。

医療費はさっぱりわからないので、平均して7に入れていますが、あくまでも平均してなので、大きい病気のときは会社の補助があったり、自分で保険に(特に配偶者の方が働いていなくて会社の保険がない場合)入る必要があります。

9はタクシー使うともっとかかります。が基本そんなにかかっていない認識です。

 

したがって、子供を教育のためとかいう理由でシンガポールに来て、現地採用で養うとすると、それなりにお給料がもらえないといけません。

なので、夫婦共働きになるか、1人が働く場合、それなりの地位の職を得て月収120万円を目指す必要があります。

 

シンガポールは独身で身軽でスキルある人にとっては貯蓄もできるし、いい環境かと思います。

もしくは出稼ぎ労働者として割り切ってきて日本に送金して子供は日本で、ということになるのでしょうか。

おそらく、駐在だと家賃・学費(中学校までは高校からは不明ですが)医療費がある程度でるので、こういう家計構造が可能ですが、なかなか現地採用となるとつらいものがありますね。ボーナスで学費をまかなったりということが実情ですね。その結果貯蓄はわずかになってしまいますので、やはりボーナスがいくらもらえるか?もしくは子供が大きくなったら夫婦共働きできるのか?が将来を左右してしまいます。小さくてもメイドさん雇って共働き可能ですが、今はメイドさん雇うと大体月600-1000ドルかかるのかな?

夫婦二人の給与合計のイメージとして9,000+4,000が最低ラインでしょうね。

10,000+5,000だと安心できるレンジかと思います。

でも貯金は不思議なほどできないと思います。イメージ的にはボーナス月だけぼこっと上に残高が上がるけど、徐々に減っていき、まあ次の年のボーナス月には少しあがっている(といいな)、みたいな感じです。それなりに余っていたら旅行とか一時帰国できるかな、ですね。

最後に、日本で年金を支払う場合は国民年金で夫婦合わせて別途3万円くらいありますかね。日本にも貯金を残しておく必要があります。月120万円かかるとなると小さく見えますが、それでも数百万円置いておかないと不安です。

子供が大学で私立だとした場合、年間150万円前後の学費(理系高くて文系安い)で月10万円仕送りするとした場合、まあ、こちらでインター通わせているのとあまり変わらない額です。でも1人減ると、コンドミニアムも少し狭くできるので、少し安くなりますが、コンドミニアムの家賃は目下急騰中。

高校生二人でインターとなると、少し想像が難しいですね。無理かも。。。夫婦そろって高給取りである必要があります。

 

ということで、ずっとシンガポールで生きていくのも簡単ではない、ということでね。